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【ローズS予想】大雨の影響で躍進を果たすヒヅルジョウが重馬場適性を見せて上位の馬を脅かす/倉本匠馬

  • 2022年09月16日(金) 18時00分

ヒヅルジョウが重馬場適性を見せる!?(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


展開予想
ハイペース

《一言コメント》
ローズステークスにしては逃げ馬と先行馬がかなり揃った印象で、本来であれば差し馬も十分に届いてくる展開になるはずである。ただ、この時期は雨が降ると前が止まりにくい傾向があるので、先行馬多数のメンバー構成でも前目の馬が有利と見るべきか。また、内有利の傾向になることもあるので、その辺りには気を付けたい。当日の雨模様には細心の注意を払いたいところで、トラックバイアスに応じて上手く馬券を組み立てたい。


各馬の並び
逃げ
セントカメリア
ブルトンクール

先行
パーソナルハイ
ヒヅルジョウ
ベリーヴィーナス
ミナモトフェイス
ラリュエル

差し
アートハウス
ヴァンルーラー
エグランタイン
サリエラ
マイシンフォニー
メモリーレゾン
ルージュリナージュ


Vポジション候補
当日は大雨の影響でかなり前が有利に働きそうなので、
【逃げ馬と先行馬、4角で8番手以内の馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.セントカメリア
2.アートハウス
3.ヒヅルジョウ
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.サリエラ
展開◯ 馬場△ コース◯
前走は最後の200mで急加速する走りで、高い東京への適性を見せる見事な走りであった。ただ、雨の影響と加速に時間を要する点は大きなマイナスで、まだまだ今後良くなることを考えると扱いが非常に難しい。基本的には人気を加味しても評価を落としたいところで、相手までの印が妥当と見るべきだろう。

総合評価
C

2.アートハウス
展開◯ 馬場◯ コース◯
オークスはさすがにGIの壁を感じさせる走りで、様々な点で仕方のない面のあるレースであった。また、距離短縮と中京に替わる点はプラスで、雨さえ克服できれば勝ち負けできる逸材である。もちろん、実力面踏まえても相手上位には加えたいところで、ポジション取りにも注目したいところだ。

総合評価
C

3.セントカメリア
展開◯ 馬場◎ コース◯
重馬場で2勝を飾っているように雨との相性は良いタイプで、当日の天候はこの馬にとってかなりプラスに働きそうである。ただ、先行馬が多いメンバー構成が微妙で、福永騎手の手腕がかなり問われる一戦となりそうだ。ここは枠や当日の馬場状態を含めて柔軟に評価を変えたい1頭で、最終的な評価は当日に決めたい。

総合評価
C

4.パーソナルハイ
展開△ 馬場◯ コース◯
桜花賞でも6着に好走してるように、重賞戦線では力上位であるがやはり気になるのは重馬場。過去のレースを見てまず走りがかなり軽いタイプなだけに、力を発揮できるかに若干の疑問が残る。ここは評価を大きく落としたいところで、極端な外枠を引くようであれば無印も検討したい1頭だ。

総合評価
D


オススメの穴馬
1.ヒヅルジョウ
展開◯ 馬場◯ コース◯
純粋に馬場との適性を考えればこの馬が浮上しそうで、カーネーションCでも控えて7着まで追い込んだ点は素直に評価できる。また、距離適性も含めて弱点がない印象で、先手を取らずに好位から運べればかなり楽しめそうである。ここは2、3着には必ず取り上げたい1頭で、馬券に絡めば相当美味しい馬券となりそうだ。

総合評価
C


以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。逃げ馬がかなり揃ったメンバーで、当日の雨が馬場と結果に大きく影響を与えそうなだけに注意して見るべきである。そうなってくるとポジションと適性によって買うべき馬とそうでない馬が浮かび上がってくるので、比較的取りやすいレースとなるだろう。

上位の馬の中でも明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択して、馬券を上手く組み立てたいところ。とにかく軸選定に集中をして、そこから前目の馬に流せば自然と的中できるはず。先週の重賞は3戦2勝と復調気配にあるので、ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き今週行われる3重賞をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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